お庭のお悩み集

みんなの悩みを自分のお庭ライフに活かそう!

このコーナーでは、お庭や植木に関する皆さんのお悩みの中でも代表的な質問や、誰もが一度はこんなトラブルに遭遇する!といった内容をプロの植木屋さんが回答した一覧を掲載しています。是非参考にしてくださいね!
それでもわからないことがあったらコチラで直接質問しちゃいましょう!

教えてお庭屋さん!


プロが答える!お庭に関する一問一答


水やりのタイミングを教えてください

水をやりすぎても植物は枯れてしまう!

どんな植物も、少なからず「水」が必要です。特に夏場は暑くて乾燥しがち。特に水には注意が必要です。さて、水やりのポイントです。水をやりすぎても植物は枯れてしまいます。土中の水分が過剰になると、根に空気が触れず酸欠状態になってしまい根が腐り、ついには枯れてしまいます。葉から蒸散する水分と地表から蒸発する水分、それと水やりの量とのバランスを気にしましょう。「この植物は乾燥を好むので、1週間に1回の水やりでOK」という謳い文句の植物に、その通りに水を与えていたら萎れてしまった、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。その植物が置かれている環境を考えてみましょう。日差しの強いところや、風当たりの強いところなどに置かれている場合、水分蒸発が通常よりも早くなるので、水やりの頻度も多少多めにする必要があります。いずれの場合でも「水をやる」ことばかりに気を取られ、植物を見ていなかったために起きたことです。葉が萎れていないか、根元の土が乾燥しすぎていないかなど、植物とその環境に気を配ってあげましょう。


夏は、いつ、どの位の量の水を与えたら良いですか?

適度な雨が降ってくれればよいのですが、降ったとしてもプランタの草花や庭の木々に水を与える必要が出てきます。夏場の水やりには、ちょっとしたコツが必要です。

●日中(日照のあるとき)は水を与えない

いつ与えても良いというわけではありません。夏場の地面を手で触って見ましょう。思いのほか熱くなっているはずです。あまりに暑い日中に水を与えると、その水が土の熱で「お湯」になってしまいます。日中の灌水はお湯を草木に与えているのと同じことで、根を痛めてしまい、衰退や枯損の原因になってしまいます。水は「早朝の涼しいとき」か「夕方で陽が陰ってから」にしましょう。曇りの日なら、日中に与えても構わないでしょう。

●与えるときはなるべく根元へ。(葉にあまり掛からないように)

草木の上から水を掛けると、葉の表面に水滴としてのこります。見た目はきれいですがこれが要注意。水滴は一種の「レンズ」的な役割をしますので、太陽光線を集めてしまいます。すると太陽光線で葉の表面が低温やけどの様な状態になってしまい、葉が縮れたり枯れたような色になったりします。草木の生命にかかわることはありませんが、見た目にも悪いので、水をやるときはなるべく根元へ与えましょう。もちろん、日照の無い早朝夕方曇天は葉水を兼ねて上から与えても構いません。


剪定の切り口に塗る薬にはどのような効果があるのですか?

腐りを遅くする効果がある!

樹木の太い枝を切った後、樹木によっては腐朽菌の作用によって腐りが入ることがあります。枝を適切に切ると、樹木の自己修復作用によって切口を樹皮が巻き込むのですが、悪い切り方などによっては樹皮の巻き込みよりも腐りのほうが早くなってしまいます。少しでも腐りを遅くするため、大きな切口には「腐朽菌防止剤」を塗布することがあります。見た目はペンキのようなものですが殺菌剤が混入されており、腐りを遅くする効果があります。


台風の時期に、庭木に必要な対策はありますか?

大事な庭木を台風の被害から守ろう!

台風の庭木に関する被害のうち、代表的なものに「風で木が倒れる、傾く」「細い根が切れてしまい、水揚げが悪くなる」ということが挙げられます。木の枝葉、幹が風で煽られることで地下の太い根まで細かく動き、水を吸い上げるのに必要な髪の毛より細い根が軒並み切れてしまうことがあります。こうなると、秋の土用芽や翌春の芽出しが悪くなったり、最悪は立ち枯れしてしまうこともあります。このようなことを未然に防ぐため、特に植えたばかりの木には「支柱」を取り付けて、風による揺れを最小限に防ぐ必要があります。大事な庭木を台風の被害から守ってあげましょう。


カミキリムシ被害から何とか回復する方法はありませんか?

カミキリ等の穿孔虫の駆除は、ノズルつきのスプレータイプの駆除剤(キンチョール園芸用)などを用いて防除します。

カミキリムシを予防する!

予防的には、カミキリムシの産卵期初期から最盛期まで(6月下旬~7月下旬)の間に、薬剤【トラサイドA】を地際から1m程度の高さまで散布すると効果的です。カミキリムシの産卵場所は、樹木の地際から20~30センチの間なので、その範囲を十分に確保するよう樹皮に散布することで、樹皮近くの幼虫に対する殺虫効果、また産卵に訪れるカミキリムシが忌避する効果があります。
類似の薬剤では【ガットサイドS】というのもあり、こちらも同様の使い方でOKです。

樹勢回復について

樹勢が弱い原因は、まず「根」の環境を疑ってみましょう。土の湿度が高くないか、また異常に乾燥しないか、土質が粘土っぽくないか、などです。土や地下水密の関係で根に酸素が行き渡らないような状態であれば、根の周りの土を改良したり入換えたりして、根の生育環境を改善してあげることが良化に繋がります。


3大敵「毛虫発生」「木に付く白い粒」「黒い斑点」の対策方法!

春になると樹木にはいろんな虫が付きます。葉を食害する毛虫や、樹液を吸うアブラムシやカイガラムシ類などが目立ちます。 樹木に付く『害虫』は比較的目立ちますし、『毛虫がいっぱい付いてる』や『木に白い粒が付いている』などの声を聞くことも多くなります。これらはいわゆる『害虫』ですので、樹木を健康に保つためには駆除する必要があります。最近の殺虫剤は、人畜に対して非常に低毒性のものもあり、比較的安全に駆除できます。小さいお子様や、外で飼われているペットにも安心です。

駆除した後にも注意が必要!

駆除した後はその原因を取り除いてやる必要があります。枝が茂りすぎて風通しが悪いのが原因であったり、不適な土壌により樹木が弱体化して害虫の標的になるなど、多くの原因があります。

さて、害虫は一見して分かるのですが、樹木の『病気』はどうでしょうか。 『病気』の場合はウィルスによるものが一般です。人間と同じですね。 しかし樹木の病気は意外と気づきにくいものです。病気がある程度進行してから『葉や幹に白い粉が付いた!!』や『葉に黒い斑点が付いている!!』などと気づくのです。害虫も病気も人間の病気と一緒で『早期発見・早期処置』が基本です。

まずは葉を見てください。葉が青々としていれば余程大丈夫ですが、葉の表面に粉が付いていたり、黒い斑点が付いていたりなどの普段と違う状態が有るときは、まず『病気』を疑ってかかりましょう。ちなみに、害虫には『殺虫剤』、病気には『殺菌剤』を使用します。害虫や病気の種類に適合した薬剤を使用します。


植えてある植物のほとんどの葉に穴が開いて来てしまいました。

樹木の葉に穴が開くということですが、その原因は

1.害虫(毛虫など)
2.病気(細菌によるもの)
3.成長阻害によるもの

が挙げられます。

穴あきの原因で最も多いのが1番目の害虫です。毛虫類の食害期間は大体2~3週間程度です。その後はサナギになってしまい食害が止まり、その後2週間のうちに成虫となって飛んでいってしまいます。ある程度剪定(枝切り)を行い、毛虫を鳥などの天敵の目に触れやすくして食べてもらうというのも一つの手かもしれません。

毛虫などは動きますし見た目に判るのですが、意外と見つけにくいのが次の「庭木の病気」です。 これは簡単に言えば「カビ」のようなものです。これらが幹や葉に付くと、葉の表面が粉を吹いたようになったり、部分的に色が変わったりして、その後には葉に穴があいたりすることもあります。一度観察してみてください。注意してみるとよくわかります。 これらの原因は、風通しが悪いことや日当たりが悪いこと、また樹木の勢いが弱っている場合です。

病気から救ってあげよう!

病気の駆除は、一般には「薬剤処理」となります。病気により薬剤が異なりますが、「トップジンM水和剤」1,000倍液を日中を避けて散布すると炭疽病やうどん粉病などには良く効きます。

最後に、稀に見られるのが成長阻害による穴あきです。葉が茂りすぎ、葉どうしがスレて成長を阻害し、部分枯れとなることがあります。また、1枚の葉の中で日光の当る部分と当らない部分があると、その成長差で穴が開いたり亀裂が入ったりすることもあります。成長阻害によるものの場合は、風通しを確保できる程度に剪定(枝切り)を行ってやると日光もよく当り、丈夫な葉や充実した結実が期待できます。


肥料は、いつごろ、どの位の量を与えるのが適切ですか?

樹木に与える肥料の量は袋に書いてある程度与えればよいのですが、与える時期はいつが良いのか、なかなか難しいところです。施肥のタイミングを2種類解説します。

1.お礼肥え
花をつけてくれたお礼に、落花後与えます。

2.追肥
「肥料が足りないかなぁ」と感じた時に与える肥料です。「足りないとき」がハッキリしませんが、この場合は即効性の肥料ではなく緩効性(ゆっくり効く)肥料を与えればOKです。草木にジワッと時間を掛けて効きますので、少々タイミングがずれても何ら問題ありません。「緩効性肥料」を使うとゆっくり効くのですが、さらにゆっくり効かせたいときは、炭の粒と肥料を混ぜて使うことで肥料分が一旦炭に吸着され、更にゆっくり効くようにコントロールできます。


木に良い土って、どんなものなんだろう?

当たり前ですが動物と違って植物は自分で動くことが出来ません。つまり自分で最適な生育環境を選ぶことが出来ないのです。庭の木やプランタの花苗等も同様、自分で環境を選んでいるわけではありません。ですから、成長の度合いや葉の色、花の付き具合を見ながら生育環境をより良いものにしてあげましょう。

生育環境でもっとも大事なものは「土」です。動物は空気と水が無ければ生きていけないのと同じで、一般に植物は土と水が無ければ生きていくことが出来ません。土には多くの種類があります。「岩」の細かくなったようなもの、「砂」、「粘土」など、その性質も多様です。植物は「根」を張り巡らして水や栄養を吸収し、また自らを安定(固定)します。その「根」が健全に生育する環境を作ってあげましょう。

1.まず、極端な「粘土質」では無いこと。粘土質は土中の空気が動かず窒息しがちになります。また土中の水分も動きにくいので根の発育にとっては好ましくありません。この場合は「砂」を混ぜたり市販の「培養土」を混ぜてやり粘土質を少しでもほぐし、通気透水のある、サラッとした状態にしてあげましょう。

2.土壌のpH(アルカリ性~酸性)をも注意してあげましょう。樹木のために与える化成肥料は土壌を酸性に傾ける原因です。一般に植物は中性(pH7)から弱酸性(pH6)程度が適切です(例外もありますが)。何もしないで放っておくと土壌は酸性度が強くなり(pH4程度)、あまり良い環境とは言えなくなることがあります。酸性の強い土壌の場合は「消石灰」を、植物を植える1ヶ月くらい前に土中に混ぜます。


ナメクジがたくさんついています。どうしたら良いですか?

梅雨の時期になるとゾロゾロと出てくるナメクジ。気持ちの良いものではありません。この対処について解説します。最近は殺虫効果のある薬剤はもとより、ナメクジ忌避剤もホームセンター等でよく目にします。ナメクジは曇りの日にも行動するものも居ますが、基本的に夜行性です。

簡単な退治法

飲み残しのビールを紙コップに入れ、ナメクジ発生源の近くの土中に口元まで埋めておきます。麦芽糖のにおいなのかどうかは判りませんが、ナメクジが寄ってきてコップの中に落ちます。 翌日、コップごと捨ててしまいましょう。


イヌが庭に穴を掘ってしまいます。何か対策はないでしょうか。

ある獣医さんによると、結論は『犬が穴を掘る』のは犬の本能で、これは防げないことだそうです。ロープでつないで行動範囲を制限する以外の方法としては、『穴を掘る』こと以外に気をそらす方法を考えるという策しか取れないようです。たとえば玩具を与える、十分な散歩で欲求を満足させるなどで、穴掘り以外の楽しいことを与えるというのが最適なのかもしれません。


大気環境木ってなんだろう?

木々は防火(延焼)能力や気温調整、騒音吸収など、いろんな機能を兼ね備えています。 その中でも大気へ影響を与えたり、大気に影響を受けやすい樹種を総称して「大気環境推奨木」「大気環境指標木」といいます。

★大気環境推奨木

これは、空気(大気)浄化能力が比較的高い樹木のことです。これらの木1本では大気へ与える影響はほとんど無いのですが、地域や社会の大きな枠組みでこれらの木を植えることを進め、より多くの「大気環境推奨木」を植えることで、私たちが生きる上で欠かすことの出来ない空気を少しでもきれいに変えていくことが出来ます。

★大気環境指標木

「大気環境指標木」は、大気の浄化能力が高いわけではありませんが、大気の状態がどれほど悪いかを教えてくれる樹木です。言い換えれば、比較的大気汚染に弱い木ということです。この中には区分として「二酸化硫黄」「オキシダント(Nox)」「酸性雨」に対する指標となるものがあります。

大気環境推奨木の例:シダレザクラ、マサキ、レンギョウ、サルスベリ、等
大気環境指標木の例:アカマツ、ケヤキ、サザンカ、ヤブツバキ、等

緑を増やすことで普段の生活に落ち着きや安らぎを作ることが出来、それによって生活や心の豊かさにつながればと思います。


雨水をお庭に利用できませんか?

植物に水をやりますが、そのときの水は何を使いますか? 毎年、夏になると「節水」という言葉を耳にします。節水ともなると庭の植木や花に水を与えるのをためらってしまいませんか?

そんなときにも堂々と利用できるのが「雨水」です。
いくら真夏でも時々は雨が降ります。その雨水を貯めておいて庭木や花に与えるのはいかがでしょうか? 最近言われる「酸性雨」の対策も、粒状の焼成炭で中和処理ができます。都市や地域によっては設置に助成金を出しているところもあります。


屋上に木を植えるメリットは何がありますか?

屋上緑化というと、都会などの敷地面積の少ない土地でも緑地を作る為のテクニックと思われがちですが、単にそれだけではありません。東京などの都会では裸地が非常に少なく、土中水分の気化熱で気温が下がるという機能が非常に低くなっています。またコンクリート等の構造物が多く、地域として日差しの熱を吸収する機能が低く、日射によって確実に外気温が上昇してしまうのです。

このようなことを少しでも軽減するために、

①屋上に緑地を設け日差しの熱を少しでも吸収して外気温を下げる
②樹木の葉の蒸散作用で気化熱の効果を得て外気温を下げる
屋上緑化には、このような目的もあります。もちろん「緑の安らぎ空間」という目的も大きな理由のひとつですね。


コンテンツ協力・引用元